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『から紅の恋歌』公開記念 名探偵コナン映画の見どころ (ネタバレ無)

 

 

先日、第21作目の映画である『から紅の恋歌』が公開された。

 

私自身、コナンの映画と同い年なので、なんとも感慨深いものがある 。か

 

ら紅の話はまた別の記事で書くことにして、今回は、コナンの映画の意外と注目されていない見どころを、独断と偏見で述べていこうと思う。

 

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1 阿笠博士のクイズ

 

これは、言わずともだろう。

 

映画の起承転結の承あたりで、必ずと言っていいほどに入るこのクイズ。少年探偵団+蘭などがいて、まわりで人が殺されそうな気配がなかったり、爆発していなかったり、阿笠博士がわざとらしく何かを思い出すような素振をすれば、完全にクイズの時間だ。

 

例年、三択から四択の、主にダジャレに主眼を置いたなぞなぞだ。子供向けのクイズもあるが、ベイカー街の亡霊のように、解雇をかけたり、天国へのカウントダウンの米寿などと、低学年では到底理解できない(それこそコナンや光彦でも無ければ)ものもある。

 

だが、このクイズの恐ろしいところはそこではなく、制限時間にある。目いっぱいにつまっている映画の進行を妨げないようにするには、このクイズは二十秒ほどでおさえなければいけない本編の尺が足りなくなってしまっては元も子もないからだ(それでも無駄が多い、業火などもあるが)。

少年探偵団の一人一人が誤解答珍解答を食い気味でリレーしていき、灰原かコナンでフィニッシュがお決まりだ。

 

ちなみに、筆者も今回の映画を大学生六人で見に行ったわけなのだが、六人誰とも正解にたどり着けなかった。 (3/4)^6 = 0.17797...

 

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2 元太の発言

 

ガキ大将だからといって、ジャイアンのように映画で活躍するキャラクターばかりではない。本編以上に変な発言を要求されてしまうかわいそうなキャラクターもいるのだ。

 

そう、元太である

 

まるで先祖が鰻を殺戮でもしていたかのように鰻重を欲する病に彼はとらわれてしまっている。 たしかに、ツンデレ灰原まとめ役コナン博識な光彦紅一点人質あゆみちゃんと来れば、あとは短気ピエロしか残っていないのだが、それにしてもひどい。少年探偵団が脇に添えられるだけの映画では、食い物の発言が体感九割を占めている。

 

特に、業火の向日葵における元太の質量保存の法則を無視した鰻重発言は、それこそ彼の将来を危惧するほどである。 ぜひ、今度映画を視聴する際には、鰻重発言を強要されている元太の笑顔を優しく見守ってほしい。

 

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3 視聴者参加枠

 

気づいている方も多いと思うが、コナンの映画には声優として映画本編に参加できる権利が得られる枠がある。昔は、コロコロコミックなどでそのような広告があり、私も応募していたりしたものだが、当選したら、コナン好きの子供からしたら大変な喜びであろう。

 

だが、映画に没入しようとしているコナンフリークからしたら、少々気が抜けてしまうところもある。喜ばしいことに、彼らの棒読み演技(素人だから仕方ないのだが)が入るのは、基本どうでもよい場所、主にコナン一行が場所を移動した先などの人の密集地だ。子供三人組の拙い言葉のキャッチボールは微笑ましくもある。

 

しかし、気を付けなければいけないのは、「ボールは、こすりあげるようにしてけるんだ」は、別に素人枠での参加ではない。どんなにあの棒読みが酷かったとしても。(詳しくは、『十一人目のストライカー』)

 

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4 オープニングのロゴ

 

開幕爆発スタートが多く、序盤から神経がすり減らされるコナン映画にとって、箸休めとなるのが、オープニングといえよう。

 

特に、CGが多用されるようになってからは、映画のタイトルが地面をなめるようなアングルからの、一文字ずつ13トーテムポール並みに亀裂からコエカタマリンよろしく飛び出し、カメラがその隙間を駆け抜け、最後にびかんと光ってタイトルが完成するというのがお決まりである。

 

これに至っては、かっこいいの一言に尽きる。何より、バックグラウンドで流れているコナンのテーマ曲がたまらない。

 

しかも、各作品ごとに若干アレンジを加えており、「俺は高校生探偵――」にするっと滑り込む演出は、匠の域に達している。

 

から紅でも、期待を裏切らずに見事な演出を見せてくれた。

 

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5 使い捨て黒ずくめ

 

割と本編でも見られる使い捨て黒ずくめ。そう、テキーラ、ピスコなどに代表されるような、ちょっと出てコナンと軽く関わったら、「○○、黒ずくめやめるってよ」と、あっさりとあの方に切られていく面々である。

 

固定キャラが割と多い本編の黒ずくめ。美男美女ブスブサイクサイコパスがそろいつつあるあのキャラクター陣に、そりゃあ映画でぽっと出の奴が入れるわけもないのだ。しかも、映画の他の登場人物とは違い、彼らは荀子もびっくりな性悪人であり、もちろんコナン陣営が見逃してくれるはずもない。

 

まさに、警察、探偵、黒ずくめ、蘭と四面楚歌の状態で彼らは約二時間の寿命を駆け抜けなければならない。救いがあるとすれば、彼らは有能な場合が多く、殺される最後まで輝くことが多い。スタッフの温情のなせる業か。

 

本当に、黒ずくめは使えない人材と使える人材の見極めが下手である。

 

実はテキーラが生きていて、「なんや、開いてるやんか」とコナンとボスが対峙している部屋に入って、最後にコナンと共闘するなんていう展開、見たい。

 

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6 蘭の回想シーン

 

蘭「そういえば、昔新一が……」

場面は切り替わり、若干セピア色がかかった下校途中。

高校生探偵「蘭、お前知ってるかー? ほにゃららほにゃらら」

蘭(あの時、新一なにが言いたかったんだろう?)

高校生探偵「蘭姉ちゃんどうしたの?」 ………………………………………………………………………………………………………

 

様式美である。まさに、伏線中の伏線。 分岐ルートは二つある。

 

A 映画のクライマックスで、コナンと新一の姿が重なって、歯が浮くような甘いセリフをデュエットする。

 

B 本当にくだらないことで、最後の◇引きに利用される。

 

最近は、Bが多いような気がする。 =================================================================================

 

7 売店コーナー

 

最後になるが、これはコナンの映画を見終わった後の話である。 ちょっと残ったよだれまみれのポップコーンをお姉さんに渡す時、喜怒哀楽様々な感情で映画を見終えていることだろう。

 

つまらなかったにせよ、楽しかったにせよ、その時の感情をいつでも思い出せるように、コナングッズを購入するのは、自明の理といえる。

 

中でも、私がおすすめするのは、下敷きである。から紅の下敷きは、個人的にレベルが高く、硬すぎず柔らかすぎずなプラスチック素材が、非常に数学の勉強をはかどらせてくれる。裏面から透けるコナンのキャラクターたちが応援しているように見えるのもグッドポイント。

 

クリアファイルも悪くないのだが、どうやら最近は入れるポケットが二つある両開き式のものでは無くなっているようだ。両開きの使い勝手があまりにもよかったため、少し残念感がぬぐえない。

 

このあゆみちゃんだけは本当に許せない。

 

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いかがだったであろうか。もちろん、これ以外にも犯人当てや迫力のあるアクションなどの見どころはたくさんあるが、以上の七点を意識して映画に臨めば、骨の髄まで映画を堪能できるであろう。

 

他にも、コナン映画の見どころ、見方などがあれば、ぜひコメントで教えてください。